BLOGハウスメーカーか?エクステリア業者か?業者選びの注意点

2018/04/24

エクステリアを依頼する際に特に頭を悩ませるのは「エクステリアの設計・施工をどこにまかせるのか?」です。

高額で長く利用するものだから、絶対に失敗できない。でも業者を選び方もわからない。

今回はそんな疑問に少しでもお役に立てればと、エクステリア設計と施工業者選びのポイントをご紹介します。

エクステリアにも間取りの考え方

エクステリアの設計を依頼する前にまず、エクステリアは家と別物に考えず、間取りのように考えてみましょう。

敷地がたっぷり余裕がある場合はともかく、注文住宅の場合、限られたスペースの中で建物計画が進められます。各部屋の広さや水回りなど、家族構成や使い方によって間取りは様々です。外構も同じように間取りのような考え方をすることが大切です。

大変かとは思いますが、車をどの位置に持ってくるのか、お庭の利用の仕方は何があるかなど、建物と並行して計画をしていくと失敗のリスクは格段に下がります。

外構が後回しになってしまい、建物が出来上がった後で、もう少し建物の位置を変えていれば
使いやすいものになっていたなんてことにならないようにしたものです。

ハウスメーカーとエクステリア業者

どんなエクステリアにしたいかイメージがつかめてきたら、依頼する会社を選びましょう。エクステリアは大きく分けて

ハウスメーカーにエクステリアも含めて依頼する。

ハウスメーカーとは別にエクステリア業者を自分たちで探す

の二つの選択肢があります。それぞれのメリット、デメリットをみてみましょう。

ハウスメーカーでエクステリアも含めて依頼した場合のメリットとデメリット

メリット

・建物の話と一緒に話ができる。
・意思疎通ができている担当者とのやりとりがしやすい。
・エクステリア業者に頼む手間がかからない。

デメリット

・ハウスメーカー側から出されたプランがベースになるため、価格の目安が分からない。
・提案に対して比較検討するものがない。
・ハウスメーカーによっては、利益が出やすいオリジナルの材料を使って提案している場合もあり、好みが反映されない場合がある。
・担当者がエクステリアの知識が乏しく、家と不釣り合いなエクステリアになる場合がある。

自分たちで探したエクステリア業者に依頼した場合のメリットとデメリット

メリット

・自分たちのイメージしている雰囲気の会社をセレクトできる。
・いくつかの業者に提案を依頼して比較検討できる。
・プロのアドバイスを直接聞ける。
・比較的ハウスメーカーより価格が安い。

デメリット

・仕上がりの感じや品質がわかりにくい。
・施工後の保証が有無は業者によってばらつきがある。
・エクステリアは、左官、造園、土木、電気、アルミなど様々な素材や施工方法が複数からんでおり、業者によっては得意不得意がある。

こんな業者に注意しよう

ハウスメーカーに依頼する場合とエクステリア業者との違いがわかっていただけたでしょうか?

ハウスメーカーと違ってエクステリア業者に依頼する場合は、悪質な業者を見分ける目もなくてはいけません。

いい加減な工事をするエクステリア業者は、淘汰され最近はあまり聞かなくなりましたが、長く使っていくものですので、品質や仕上がりが一番気になると思います。
自分たちでエクステリア業者を探す際に注意したい点をご紹介します。

事前仮契約をさせる

事前にざっくりとした見積提案での工事予約(仮契約)をさせられ、ちゃんとしたプランが後に・・・。
話が進んでいくうちにプランに納得できない部分がでてきたり、金額が想像より高くなってしまったと思っても、他のエクステリア業者に相談したくてもできないような仕掛けになっています。

そうならないためにも、比較検討できる業者2~3社にプランニングを依頼することをお勧めします。

自分たちの希望のプランや工事の日程などは、初回にプランナーに伝えておけば、それに合わせた商談計画をしてもらえます。
自分たちにあった担当者かどうか、またプランや見積が納得し安心して任せられると判断してから工事を依頼しても遅くはありません。長く使うものですので焦らずに検討することをお勧めします。

価格が極端に安い

同じようなプラン内容でも値段が極端に安い業者は要注意。
安さを売りにしているところは、アフターの対応がおろそかになっている場合が多いのです。
エクステリアは出来たらお仕舞ではありません。長く利用していくものですので、後々何か問題が発生した時にちゃんと対応してもらえるか、慎重に検討しましょう。 また、実際にその業者が施工した現場や施工過程を見せてもらうとよいでしょう。

知識が乏しい

プランや工事の事を質問しても回答がはっきりせず、なかなか話が進まないなどは、経験が浅かったり、営業・設計・現場管理など分業制の会社では知識が偏っていたりします。
色々わからないことは、質問を投げかけて不安な部分を解消してくれる業者がお勧めです。

アフターがいい加減

アフターも対応しますと言いながら、なかなか対応してもらえないということがあります。
保証を含めたアフターケアをしっかり行っているか確認しておくことが大切です。

 

あせらずじっくり検討を

以上、エクステリア業者を選ぶ際の注意点でした。家も含めた土地スペースを考えることと、何社か比較検討することが後悔しないためには必須になります。そしてなにより、あせらずじっくりご家族で話し合って検討してみてください。