BLOG外構工事の相談ではこんなことが決められる!事例や施工主の声、よくある質問にも解答!
2025/12/22
新築の家づくりでは建物本体だけでなく、家の外まわりを整える外構工事も同じくらい重要です。
外構のデザインや機能次第で住まい全体の印象や使い勝手が左右されるため、慎重なプランニングが必要になります。
とはいえ、外構工事の経験がない方にとっては「どこで相談できるの?」「何を決めるの?」と不安を抱えることもあります。
本記事では、新築戸建てで外構工事を検討している方向けに、相談先の種類や相談内容、施工事例などを幅広く紹介します。
外構工事の相談先の種類

外構工事をどこに相談するかによって、デザインの自由度や費用感、進め方が異なります。
主な相談先には次のような種類があります。
- ハウスメーカー
- エクステリア専門店
- ホームセンター
では、それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。
ハウスメーカー
新築住宅を依頼したハウスメーカーでそのまま外構工事をする方法です。
建物と外構をトータルでデザインできるため統一感を出しやすく、建物の打ち合わせと一本化できる手軽さや安心感がメリットです。
住宅ローンに外構費用を組み込みやすいのも利点です。
ただし、注意したいのは費用面と自由度です。
ハウスメーカー自身は外構工事を施工せず提携の下請け業者に丸投げするケースがほとんどで、その際に中間マージン(手数料)が上乗せされます。
そのため、同じ工事内容でも費用が20~30%ほど高くなることが多いとされています。
また、提携業者や扱う商品が限られるためデザインや素材の選択肢が少なく、画一的なプランになりがちです。
担当者も建築のプロではあっても外構専門ではないため、水はけや植栽計画など細かな提案力は期待しづらい場合があります。
その結果、「こだわりの外構にしたい」「外構予算をなるべく抑えたい」という場合には物足りなさを感じることもあるでしょう。
エクステリア専門店
外構・エクステリア工事を専門に扱う業者に相談する方法です。
専門店では外構プランの自由度が高く、門まわり・アプローチ・フェンス・駐車場・植栽までトータルにデザイン提案してもらえます。
ハウスメーカーと違い自社で設計施工まで行うため中間マージンが発生せず、同じ内容でも費用を大幅に抑えられる(20~30%安くなるケースもある)のが魅力です。
また、専門店は外構に関する知識・施工技術が豊富です。
土地の高低差や動線計画、ライティングや植栽選びまで質の高い提案が受けられます。
実際に「外構専門業者はデザイン性に優れ、妥当な金額で工事してくれる」という評価もあり、こだわりのデザインを実現したい人や予算内で高品質な施工を求める人に向いています。
加えて、施工事例の蓄積が豊富なため「車が停めやすいレイアウト」「メンテナンスが楽な植栽配置」など実用性とデザイン性を両立した提案も得意です。
ただし、自分で業者選びを行い直接契約・管理する手間がかかったり、住宅ローンに外構費用を組み込んだりする場合に手続きがやや煩雑になるケースもあります。
信頼できる業者か見極めるために複数社から相見積もりを取ることも大切です。
たとえば、デコガーデンでは名古屋を中心にお客様の生活スタイルや趣味のヒアリングを重ね、住まいの内と外を調和させたオーダーメイドプランをご提案しています。
ホームセンター
大型ホームセンターでも、カーポート・フェンス・物置などエクステリア商品の販売に加えて外構工事の相談や施工を請け負うサービスがあります。
買い物のついでに気軽に相談でき、馴染みの店舗でポイントが付いたり分割払いに対応している気軽さが魅力です。
また、ホームセンターは独自の仕入れルートやプライベートブランド商品を持つことが多く、工事費用も比較的抑えやすい傾向にあります。
「標準的なカーポートを安く設置したい」といった場合にはおすすめです。
一方で、ホームセンターもハウスメーカー同様に実際の施工は提携の外部業者に委託する形です。
そのため、ここでも中間マージンが発生し、担当店員がお客様の要望を施工者に伝える仲介役となります。
店員に外構専門の深い知識がない場合も多く、提案内容は「この商品をどこに付けるか」という効率重視になりがちです。
外構全体の統一デザインを追求するより、「必要な設備を低コストで設置したい」場合に向いています。
また、工事内容によっては融通が利かず、細かなデザイン変更の希望などは叶えにくいこともあります。
「店員さんは感じが良かったけど、見積もりや工事でミスが多かった」「知識がなく質問に答えられなかった」といった口コミもあり、担当者の当たり外れが出やすい側面は否めません。
依頼する際は事前に対応エリアや保証内容、アフターサービスについても確認し、必要に応じて専門業者との比較検討をすると安心です。
外構工事の相談内容

初めての外構相談では、一体どんなことを話し合うのでしょうか。
実際の相談では以下のような項目についてヒアリングや打ち合わせが行われます。
- 工事内容(どの部分をどう工事するか)
- 金額(予算や見積もりの内訳)
- デザインの方向性(外観イメージや使い勝手の希望)
- 技術的な可否の判断(土地条件的に可能かどうか)
- 法規の確認(建築基準法や条例に抵触しないか)
- 災害への備え(地震や大雨に耐える構造か)
- 施工時期(工事に適した季節や日程)
- 補助金利用(補助金・助成金が使えるか)
こうしたポイントを総合的に整理できるのが外構相談の場です。
それぞれ具体的に見ていきましょう。
工事内容
「家の外まわりのどこを整えるか、どのように工事するか」を一緒に考える項目です。
まず敷地全体の図面や現地写真を見ながら、門扉・塀・フェンス・駐車場・庭・玄関アプローチなど、どの部分に何の工事が必要かを確認します。
たとえば、「玄関前にアプローチと門柱を新設したい」「駐車スペースを2台分コンクリート舗装したい」「庭にウッドデッキを設置したい」など、ご自身が整えたい場所と希望内容を伝えます。
プロの目線で現状を見てもらい、必要性の高い工事と後回しでも良い工事を仕分けして優先順位を整理する場です。
外構専門業者の担当者が建物との調和や動線を考慮しながら「ここはこう直すと便利になります」とアドバイスし、一緒に具体的なプランの方向性を固めていきます。
金額
外構工事全体の予算感や見積もりの内訳についても話し合います。
工事費用は材料費+施工費+諸経費で構成され、使う材料のグレードや工事範囲によって金額が変わります。
相談時には大まかな費用の幅や、見積書の項目ごと(例:土工事、コンクリート、フェンス、門扉など)の内訳説明も受けられます。
「なぜこの金額になるのか」を理解するために、材料費と手間賃の分かれ方や、高価になりやすい部分について尋ねてみましょう。
費用の高低は内容次第とはいえ、相場や価格が上下する理由を知ることで予算判断がしやすくなります。
見積もりの各項目を確認し、不明瞭な点は質問することで納得感のある金額設定につながります。
もし最初の見積もりが予算オーバーだった場合も、優先度の低い部分を減らしたり別の材料に変更するなど柔軟に調整案を出してくれる業者が多いので、遠慮なく相談してみましょう。
デザインの方向性
外構全体の見た目や使い勝手をどのように整えるか、具体的なデザインイメージをすり合わせます。
たとえば、「リビング前にウッドデッキとシンボルツリーが欲しい」「夜も映えるライトアップをしたい」「和モダンな石張りアプローチに憧れる」など思い描くイメージを共有しましょう。
もし参考になる写真や雑誌の切り抜きがあれば用意してください。
口頭だけでなく視覚的な資料があるとデザイナーも具体像をつかみやすくなります。
また、家族構成やライフスタイルも重要な情報です。
小さなお子さまやペットがいるなら安全対策を重視したプランにする、防犯上暗い死角を作らない配置にする、将来ガーデニングを楽しみたいので花壇スペースを設けるなど、生活を豊かにするデザイン要素を提案してもらえます。
家と調和し、使いやすく、そして見た目にも満足できる外構となるように方向性をしっかり固めましょう。
図面やパース(完成予想図)を確認しながら進めることで、完成後の姿をイメージしやすくなり安心です。
技術的な可否の判断
希望するプランが実際の土地や構造上実現できるかどうか、専門家の視点での判断も欠かせません。
敷地の形状・地盤の状態・高低差・既存設備の有無などによって、できること・難しいことがあります。
たとえば、「庭に大きなシンボルツリーを植えたい」としても、地中に雨水槽や排水管が埋設されている場所では難しいかもしれません。
また、カーポートを設置したい場所の真下に下水管が通っていないか、電柱や隣家の配置との兼ね合いで柱位置に制約がないかなども現地調査で細かくチェックします。
傾斜地の場合は擁壁工事や盛土が必要になることもあり、安全に施工できるか構造的な検討が不可欠です。
こうした技術的ポイントは素人では判断がつきにくい部分なので、相談時にしっかり確認してもらいましょう。
「そのプランは難しい」となった場合も、優良な業者であれば代替案を提案してくれます。
たとえば、「壁付けのテラス屋根は家の構造上厳しいが、独立式のテラスなら設置可能」といった具合です。
プロの知見を借りて現実的かつベストな方法を探るのも、相談段階の重要な役割です。
法規の確認
外構工事が建築基準法や条例などの法規制に抵触しないかもチェックする項目です。
敷地と道路との位置関係や、高さ制限、役所への申請の有無など守るべき決まりを整理します。
たとえば、道路沿いの塀やフェンスには高さ制限があります。
ブロック塀は原則2.2m以下と法律で定められており、2.2m以上の高さにする場合は強度計算や控え壁が必要です。
第62条の8(塀)
第六十二条の八 補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ一・二メートル以下の塀にあつては、第五号及び第七号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
一 高さは、二・二メートル以下とすること。
ブロック塀の上にフェンスを設置する場合も合わせて2.2m以内に抑えるのが原則です。
また、高さ1mを超える擁壁を新設する際は工作物確認申請が必要になるケースや、歩道の切り下げは行政の許可が要る場合もあります。
門扉の位置によっては道路占用の扱いにならないか、電線付近で高木を植えて支障がないかなど細かな点も確認してくれます。
違法な外構は安全面でも問題があり、最悪やり直しを命じられることもあるため要注意です。
許可申請が必要な工事が含まれる場合は、業者が代理で手続きを行ってくれるかどうかも確認しましょう。
信頼できる業者であれば「ここは役所に確認が必要ですが当社で対応可能です」といった説明があり、安心して任せられます。
なお、建築確認が不要な小規模工事であっても近隣の道路や水路を汚さない措置などは必要です。
法規を守りつつ快適な外構づくりができるよう、専門家の知識を活用してください。
災害への備え
地震や台風・大雨などの災害時に外構が被害を受けにくくするための対策も、相談段階で検討しておきます。
特に古いブロック塀のやり替えは重要です。
近年の地震ではブロック塀倒壊による事故が問題視され、基準を満たさない塀の改善が推奨されています。
新築外構では基礎と鉄筋を通した丈夫な塀・フェンスを設置するのが基本で、業者も「風や地震でも倒れにくい構造」に配慮して設計します。
たとえば、フェンス柱をしっかりコンクリート基礎で固定し、耐風圧性能の高い商品を選ぶといった具合です。
また、大雨対策として、適切な排水計画も欠かせません。
敷地内に雨水枡を新設して地中に水を逃がしたり、透水性の舗装材を使って雨水を染み込ませたりするなどの手法があります。
植栽についても倒木しにくい樹種・仕立て方を選ぶなどリスク軽減の工夫が可能です。
プロの業者は地域の気候や過去の災害事例も踏まえてアドバイスしてくれます。
施工時期
どのタイミングで工事を進めるか、季節や天候・工期を踏まえて相談します。
新築の場合、建物完成後にできるだけ早く外構工事に着手するのが理想です。
建物が先に完成してしまうと、外構未施工の間は土埃が舞ったり雨で泥はねして外壁が汚れる恐れがあるためです。
相談時には「建物引き渡しから○月頃までに外構を仕上げたい」と希望を伝えておくとよいでしょう。
また、具体的な工事期間も確認します。
外構工事の期間は内容規模によりますが、一般的な一戸建て外構なら着工から完成まで2~4週間程度が目安です。
天候不順で工期が延びる可能性もあるため、土間コンクリートを打設する場合は養生期間(硬化させる期間)も含めて1~2週間は見込みましょう。
梅雨時や真冬の凍結期はコンクリート工事に不向きなため、できれば避けるか工程を調整します。
たとえば、真夏の炎天下ではコンクリートが急激に乾きひび割れやすいので、打設時間を朝夕にずらすなど配慮します。
このように季節によるメリット・デメリットを業者と共有し、最適な着工時期を判断しましょう。
補助金利用
外構工事で利用できる補助金や支援制度がないかを確認する項目です。
自治体によっては生垣設置補助や、緑化助成金、防犯対策補助などさまざまな制度があります。
たとえば、植栽や芝生の設置で補助が受けられれば、工事費用の一部が戻ってくる可能性があります。
また、国のエクステリア関連補助金として、近年は省エネや防災に資する外構工事への支援が拡充してきました。
太陽光パネル付きカーポートや、雨水貯留槽の設置、宅配ボックス設置などが条件を満たせば補助対象となるケースもあります。
デコガーデンでも各種補助金に対応しており、相談時に資金計画の一環としてアドバイスしています。
補助金には申請期間や事前手続きが必要なものが多いので、早めに情報収集して申請漏れのないようにしましょう。
経験豊富な業者なら過去の申請事例も踏まえてサポートしてくれるはずです。
関連記事:外構工事に利用できる補助金一覧!申請の流れや注意点を徹底解説
外構工事の相談前に洗い出しておくべきこと

初回相談を有意義にするために、事前に準備・整理しておくと良い項目は以下の通りです。
- 整えたい外まわりの優先順位
- 現地の写真
- おおよその予算帯
- 希望デザインの参考資料
- 生活動線で困っている部分
- 施工時期に関する希望
それでは各項目について順に説明します。
整えたい外まわりの優先順位
家の外まわりで「特にここから整えたい」という場所をあらかじめ決めておくことが大切です。
外構には玄関まわり・駐車場・庭・フェンスなど複数の要素がありますが、予算や時間には限りがあります。
そこで、優先順位を付けて希望箇所を整理しましょう。
たとえば、「まずは駐車スペースを固めたい」「その次に玄関アプローチ、庭は最後でもOK」といった具合です。
事前に優先順位が決まっていると相談時にプランが立てやすくなります。
「全部一度にやりたいけど予算的に厳しい」という場合も、業者に優先順位を伝えれば段階施工の計画も提案してくれます。
まず大事なのは自分たちにとって何が一番必要かを考えることです。
「車の出し入れが不便なので駐車場を最優先」「子どものために庭を安全にしたい」など、ご家族の暮らしに直結するポイントから挙げていくと決めやすくなります。
現地の写真
今の外まわりの様子が分かる現地写真を用意しておきます。
広角で敷地全体が写った写真と、気になる部分のクローズアップ写真を何枚か撮影しておきましょう。
たとえば、「玄関前」「駐車場予定部分」「庭の様子」などです。
図面だけでは掴みにくい勾配や周辺環境が写真から分かり、相談がより具体的に進みます。
「隣家との境界には古いブロック塀がある」「電柱が敷地角に立っている」といった状況も一目瞭然です。
遠方の業者にメールなどで相談する場合も、写真があれば適切なアドバイスが受けられます。
また、ビフォーアフターを検討する意味でも現状写真は重要です。
「ここに何を作るとどう変わるか」を一緒にイメージしやすくなります。
撮影のコツは、全景がわかる写真と詳細写真の両方を撮ること。
可能なら建物の図面(配置図や平面図)も併せて用意しましょう。
相談当日にスマホで見せるだけでもOKなので、事前準備としてぜひ実行してください。
おおよその予算帯
外構にかけられる予算の目安を固めておく項目です。
正確な額でなくても「だいたい○○万〜○○万円くらいで考えている」という幅があると、業者も提案しやすくなります。
予算を決めるには、エクステリア商品の価格や過去事例の費用感を調べてみると参考になります。
たとえば、駐車場2台分のコンクリート舗装で50万円前後、カーポート設置で20〜30万円、門柱とポストで15万円前後といった具合です。
総額として新築外構一式なら100〜300万円程度が一般的といわれますが、内容次第で変動します。
大切なのは、「自分たちはこのくらいまでなら出せる」というラインを持っておくことです。
予算が決まっていれば、相談時に優先順位に沿って配分する話ができます。
逆に予算感があいまいだと、高額なプランになってしまったり安く抑えた代わりに不満が残ったりする可能性があります。
もちろん相談の中で見積もりを聞いてから調整することも多いですが、大まかな予算帯は事前に決めておくのがおすすめです。
希望のデザインイメージの参考資料
「こんな外構にしたい」というイメージが伝わる資料や画像も用意しておくと安心です。
言葉だけで希望を伝えるのは難しいものですが、写真やカタログの切り抜きがあると一目瞭然です。
たとえば、お気に入りの外構事例写真や、エクステリア商品のカタログページ、PinterestやInstagramで見つけた素敵な庭の画像など何でも構いません。
色味・質感・雰囲気などが伝わる資料があると、担当デザイナーもゴールイメージを共有しやすくなります。
「この写真みたいな石貼りのアプローチに憧れています」「このカタログの門柱デザインが理想です」と具体的に示せればベストです。
また、多くの業者は施工事例集を公開しています。
それを見ながら「この〇〇様邸の照明使いが参考にしたい」など伝えるのも有効でしょう。
事例写真は無料のカタログ請求などで手に入る場合もあります。
いずれにせよ、目で見てわかる参考資料は多いほどプランニングに役立ちます。
自分の「好き・嫌い」も含めて遠慮なく共有しましょう。
デコガーデンでも、多くの施工事例を掲載しております。
生活動線で困っている部分
普段の暮らしで外まわりに感じている不便や不安点を整理しておきましょう。
たとえば、「駐車スペースから玄関まで段差が多く荷物を運びにくい」「庭に出るのにぬかるみを踏まないといけない」「門扉が狭くベビーカーが通りにくい」など、具体的な悩みを書き出してみましょう。
こうした生活動線上の課題は外構工事で解決できるケースが多いです。
相談時に伝えれば、プロが適切な改善策を提案してくれます。
日々のストレスや不便を洗い出し、優先して解消したい順に並べておくと、プラン作成がグッと実用的になります。
また、家族それぞれの意見も聞いてみることが大切です。
そうした声を総合して伝えることで、家族全員が満足できる外構計画に近づきます。
施工時期に関する希望
いつ頃工事をしてほしいか、スケジュール上の希望を考えておくといいでしょう。
「新居に引っ越す前に外構を終わらせたい」「子どもの長期休みに合わせたい」「年度内に予算消化したい」など、人によって事情はさまざまです。
こうした時期的な要望は、最初に伝えておくことで計画に組み込みやすくなります。
「〇月中旬までに完成できますか?」といった具体的なリクエストもOKです。
業者側も人員や他現場との兼ね合いがあるため、早めに伝われば極力調整してもらえます。
また「暑い夏の盛りは避けて秋に工事したい」「年度末は忙しいので春先で」など季節要因の希望も伝えましょう。
お施主様のスケジュールに合わせて計画することで、工事中の生活への影響も最小限にできます。
実際、外構相談から工事着工までは2~3ヶ月程度かかることもあり、ゆとりを持った早めの相談開始が満足のいく仕上がりにつながるとされています。
逆算して「いつまでに相談すべきか」も意識しておきましょう。
ここまで準備した上で相談に臨めば、要点が整理されて話がスムーズに進むはずです。
外構工事の相談から完成までの流れ

外構工事はどのような手順で進み、完成に至るのでしょうか。
一般的には次のステップで進行します。
- ステップ1.初回相談
- ステップ2.現地確認
- ステップ3.プラン提案
- ステップ4.契約~施工~引き渡し
- ステップ5.完成後のアフターフォロー
それでは各ステップについて順を追って詳しく見ていきましょう。
ステップ1.初回相談
外構工事は、まず初回相談から始まります。
お問い合わせ後、建物の図面や配置図・外観写真をもとにエクステリアデザイナーと打ち合わせを行い、基本項目を確認します。
初回相談のヒアリングで外構の方向性を整理すると、後のプラン提案がスムーズです。
デザイナーからはプロの視点で具体的な提案があり、疑問点も気軽に質問できます。
「何を話せばいいかわからない」という方も、経験豊富な担当者が生活スタイルや建物の雰囲気から理想の外構像を一緒に探ってくれます。
事前に用意した図面や参考資料を活用しながらイメージを共有し、ゾーニングやテイストといった全体像を固めていくことが目標です。
ステップ2.現地確認
初回相談の後は、専門スタッフによる現地調査を行います。
図面だけでは分からない敷地の状態を確認するため、現地では次のような点を細かくチェックします。
- 土地の高低差(傾斜や段差の有無)
- 配管や境界ブロックの位置
- 日当たり・風向き
- 駐車のしやすさ
- 隣家との距離や視線の通り方
このほか、地盤の硬さや景観、電線の位置なども確認し、図面では見えない現場の実情を把握します。
たとえば、排水管の位置からウッドデッキの配置を調整したり、隣家の視線を遮る壁の高さを検討するなど、現地調査によって具体的な課題と対策が見えてきます。
現地確認は「プランニングの土台」となる重要なステップであり、経験豊富な業者ほどその場で的確な提案をしてくれるものです。
ステップ3.プラン提案
現地調査と初回相談の内容をもとに、外構プランの提案が行われます。
提案時には以下の資料がセットで提示されます。
- 平面図(敷地の配置や寸法)
- 立面図(高さや構造が分かる図)
- 完成イメージ(3Dパース)
- 使用素材や製品のカタログ
- 見積もり書(工事項目ごとの金額明細)
プランにはご希望(駐車のしやすさ・デザイン・予算など)とプロの提案が盛り込まれています。
たとえば、車のサイズに配慮した配置、防犯用ライトの設置、メンテナンスしやすい植栽など、具体的な工夫が反映されます。
図面やパースを見ながら完成後をイメージし、気になる点は遠慮なく伝えましょう。
細かな修正・調整を行い、納得のいく形に仕上げていきます。
初回プランと1回目の変更までは無料対応としている業者も多く、当社でも同様です。
最終プランの確定には1〜4週間ほどかかることが一般的です。
焦らず丁寧に調整を重ね、理想の外構を形にしていきましょう。
ステップ4.契約~施工~引き渡し
提案プランと見積もりに納得できたら契約です。
契約時には最終図面や見積書を確認し、支払条件・工事日程なども取り決めます。
契約後、外構工事がスタートします。
着工前には業者が近隣へ挨拶し、車両の出入りや騒音についても説明してくれるのが一般的です。
工事は通常、以下の工程で進みます。
- 土工事(整地・掘削・砕石敷きなどの下準備)
- 基礎工事(コンクリートやブロックによる構造物の基礎づくり)
- 本体設置(カーポート、フェンス、門扉、デッキなど)
- 仕上げ(植栽・照明・清掃など)
基礎がしっかりしていることで、フェンスや門柱も安定します。
工事中に疑問があれば、遠慮なく担当者や職人に確認しましょう。
当社では熟練の職人が図面通りに丁寧に施工を行います。
完了後は立ち会いのもと最終確認を実施。
不備があればその場で是正し、問題なければ引き渡しです。
鍵やリモコンの受け渡し、保証内容の説明も行われます。
こうして外構が完成し、新しい暮らしのステージが整います。
ステップ5.完成後のアフターフォロー
引き渡し後も、業者によってはアフターフォローが提供されます。
デコガーデンでも、快適に使い続けていただくためのサポートを行っています。
主な内容は以下の通りです。
- 植栽の手入れ方法(剪定や水やりのアドバイス)
- カーポート・門柱などのメンテナンス方法
- 施工箇所の不具合対応(保証期間内の無償補修など)
- 追加工事の相談(センサーライトや自転車置き場の追加など)
新築外構は実際の生活の中で改善点が見えてくることも多く、アフター対応が充実していれば安心です。
「保証期間内は無償補修」といった体制や、打ち合わせから一貫した担当者による対応も信頼につながります。
デコガーデンでは引き渡し時に保証書をお渡しし、以後も必要に応じてアドバイスや対応を行っています。
外構は完成がゴールではなく、その後の暮らしを支えるもの。
長く付き合える業者に任せることで、将来にわたって安心して過ごせます。
相談を経て完成した外構の施工事例
実際に外構の相談から工事を経て完成したお宅の事例を、いくつかご紹介いたします。
どれもお客様の要望を丁寧にヒアリングし、専門家と二人三脚で作り上げた外構です。
テーマごとに3つの事例をピックアップしました。
- ブラックが映える落ち着いた外まわり
- ライトが映える夜の外まわり
- 白い壁のさわやかな外まわり
いずれも新築外構の好例です。
それぞれ特徴を見ていきましょう。
ブラックが映える落ち着いた外まわり

建物外観がダークグレー×ホワイトのモダン住宅で、それに合わせてエクステリアも黒とグレーを基調にシックに仕上げた事例です。
全体をブラック系でまとめることで家全体が引き締まった印象になり、落ち着いた雰囲気が際立っています。
門扉にはマジックミラータイプのガラス扉を採用し、外からは鏡のように映り込み中が見えにくいデザインです。
ガラスの光沢感がモダンさを一層引き立てるアクセントになっています。
また、高さのあるルーバーフェンス(横格子フェンス)と常緑樹を組み合わせて道路からの視線を適度に遮りつつ、圧迫感のない目隠し効果を実現しています。
さらに、門まわりの壁には高さや配置に変化を持たせ、フラットになりがちな壁面にリズムを生み出しました。
夜間は随所に配置した照明により昼間とは違った表情を楽しめます。
たとえば、足元を照らすライトが植栽の陰影を映し出し、重厚な黒の外構に柔らかな雰囲気をプラスします。
ブラックベースの外構は重くなりすぎる懸念もありますが、本事例ではガラスや植栽、ライティングを巧みに取り入れることで重厚感と開放感を両立した、上品で落ち着きのある外まわりとなっています。
ライトが映える夜の外まわり

こちらは、夜のライティングにこだわったモダン外構の事例です。
白と黒のモノトーンでまとめたスタイリッシュな住まいは、日が暮れると照明計画によって印象が一変。
ドラマチックな表情を見せます。
駐車スペースは黒のピンコロ石を敷き、高級感ある舗装に。
玄関前には視線を遮る石張りのスクリーン壁を設置し、立水栓も内側にさりげなく配置しました。
夜間には壁に仕込んだ照明で石の質感が浮かび上がり、玄関アプローチの主役になります。
足元にはフットライトを埋め込み、安全性と演出を両立。
お庭には樹齢100年以上のオリーブの古木をシンボルツリーとして植え、ライトアップで枝ぶりが美しく引き立ちます。
さらに、西側の壁には空洞ブロックを組み込み、昼はデザインアクセントに、夜は光が漏れて安全確認用の「窓」として機能します。
照明とデザインが融合した外構は、「夜も美しく、安全に」というご要望を叶えたもの。
お客様からも「玄関前のライティングとオリーブが相まってメリハリのある雰囲気になった」と満足の声をいただきました。
昼夜で異なる表情を楽しめる外構は、暮らしに彩りと豊かさをもたらします。
白い壁のさわやかな外まわり

白い外壁に合わせ、清潔感のあるモノトーン外構でまとめたシンプルモダンな事例です。
全体を白と黒で統一し、飽きの来ないすっきりとしたデザインに仕上げています。
駐車スペースは白い土間コンクリートに黒い砕石目地を入れ、引き締まった印象に。
正面には管理しやすいようシンボルツリーを1本だけ植栽し、季節感も楽しめる落葉樹を採用しました。
玄関アプローチは門扉から階段を数段上がる構成で、踏み面はコンクリート平板、側面はモルタル仕上げ。
途中に踊り場を設けて圧迫感を抑え、上り下りの負担も軽減しています。
階段脇には自転車置き場を設置。
白い塀の内側に配置することで外から見えにくく、上部にはLIXILのSCポートを設けてスタイリッシュな雨除けも実現しました。
シンプルながら実用性に優れ、クローズ外構でありながら重たさを感じさせない、開放感のある仕上がりです。
相談して外構を作ったお客様の声

ここでは、デコガーデンで実際にご相談いただき外構施工を行ったお客様から寄せられた声を紹介いたします。
外構工事の業者選びに不安を感じている方も、実際の声を聞くことで安心材料になるかと思います。
- 価格に納得感があった声
- 相談しやすかった声
- 仕上がりに満足した声
それでは、それぞれのカテゴリについて実際のコメントをご紹介します。
価格に納得感があった
「他社では軒並み予算オーバーと言われ困っていましたが、デコガーデンさんは良心的な金額で最大限の提案をしてくれたのでありがたかったです。また、予算内に収まるよう的確なアドバイスをもらえたおかげで、費用面の不安が解消しました」といったお声を頂戴しています。
実際、「要望の多いわがままな希望も快く聞いてくださり、予算もギリギリまで詰めていただきました」というコメントもあり、限られたご予算内で可能なプランを最大限考えてご提案している点をご評価いただいております。
外構は高い買い物のため、価格に納得感が持てることは重要です。
デコガーデンでは見積もりの明細を丁寧に説明し、複数プランを比較しながら費用対効果の高い選択肢をご提案するよう心がけています。
その結果、「どこも金額が高い中で、デコガーデンさんは予算内で理想を叶えてくれた」という喜びの声に繋がっています。
相談しやすかった
「初めての外構でわからないことだらけでしたが、変更にも毎回丁寧に応じてくれて安心して話し合いを進められました」「こちらの要望をしっかり聞きながらプランニングしてくれたので納得いくまで相談できた」といった声が多く寄せられています。
実際のお客様からは「私たち家族には理想とする外構像があり、要望の多い無理難題もあったのですが、デコガーデンさんは嫌な顔ひとつせず快く全部聞いてくれました」とのコメントもいただきました。
打ち合わせからプラン提案、修正に至るまでコミュニケーションが取りやすいと感じていただけたようです。
「素人の拙い説明でも汲み取って形にしてくれた」「担当のデザイナーさんと感性が合い、話していて楽しかった」というお声もあります。
デコガーデンでは打ち合わせから設計・現場管理・引き渡しまで専任の担当者が一貫対応いたします。
途中で人が変わらないため意思疎通がスムーズで、「伝えたことがきちんと最後まで反映された」との評価に繋がっています。
一生に一度の外構づくり。
遠慮なく何でも相談できる雰囲気づくりを今後も大切にしてまいります。
仕上がりに満足した
「イメージ以上のデザインに仕上げてもらえた」「職人さんの作業が丁寧で安心できた」など、完成後の見栄えと品質にご満足いただいた声も多く頂戴しております。
あるお客様は「デザインが本当に良かった。家の顔にふさわしいおしゃれな外構になり、毎日帰宅するのが嬉しいです!」と仰ってくださいました。
また別の方は「職人さんの腕がとても良く、レンガの目地一本まで綺麗な仕上がり。
現場での対応も感じが良くて安心できました」と評価してくださいました。
実際のインタビューでも「施工中も完成後も大満足」との声をいただいており、「家族の理想を叶えるべく予算ギリギリまで頑張ってくれた上に、仕上がりも期待以上だった」という喜びのコメントが印象的です。
デコガーデンではベテランの職人が施工し、最後の仕上げまで気を抜かずチェックを行っています。
そのため「細部まで美しく、使い勝手も良い」との評価につながっていると感じます。
完成後のお客様の笑顔が私たちにとって何よりの励みであり、「お願いして良かった」と思っていただける外構づくりにこれからも努めてまいります。
外構工事の相談でよくある質問

最後に、外構工事の相談に関してお客様から寄せられるよくある質問とその回答をまとめます。
初めての外構計画では疑問や不安がつきもの。
事前にQ&Aを知っておくことでスムーズに相談できます。
- 工事の金額ってどう判断すればいいの?
- 仕上がりって想像どおりになる?
- 工事期間ってどれくらいかかるの?
- 工事期間ってどれくらいかかるの?
- 近隣への迷惑ってどう防げばいいの?
外構工事の疑問を解消して、理想の住まいを快適で安心できる空間に仕上げましょう。
工事の金額ってどう判断すればいいの?
まずは見積もりの内訳を確認しましょう。
見積もりは材料費・施工費・諸経費に分かれています。
不明瞭な「一式」表記がないかをチェックすることが大切です。
次に、2〜3社から相見積もりを取ると相場が把握でき、業者ごとの強み・弱みも見えてきます。
ほとんどの業者は見積もり無料で、比較検討を歓迎するところが多いので安心です。
相談時には「金額が上がる要因」や「価格差の理由」を聞くのも有効です。
たとえば、「カーポートのグレードによって耐久性も金額も変わる」「門柱は造作より既製品が安い」など、納得感ある説明が得られるはずです。
なお、極端に安い見積もりは手抜き工事のリスクもあるため注意が必要です。
価格だけでなく信頼性も含めて、総合的に判断しましょう。
仕上がりって想像どおりになるの?
多くの業者では完成予想図(パース)や図面を使って打ち合わせを行うため、仕上がりはイメージ通りになることがほとんどです。
特にカラーの3Dパースがあれば、素材の色味や陰影まで確認できます。
もし図面だけの提案でも「パースが見たい」と依頼すれば、対応してくれる業者がほとんどです。
不安を減らすには、事前に「フェンスの高さは?」「照明の明るさは?」など気になる点を具体的に確認しましょう。
カタログやサンプルを見せてもらうとより明確になります。
また、工事中に違和感があれば、すぐ担当者に確認することも大切です。
丁寧な打ち合わせと確認を重ねることで、完成後の満足度が高まります。
工事期間ってどれくらいかかるの?
工事期間は内容や規模によりますが、新築戸建て一式なら通常2〜4週間程度が目安です(天候により変動あり)。
コンクリートや左官仕上げなどは乾燥に時間がかかり、見た目以上に日数を要します。
たとえば、コンクリートは打設後、最低5日間の養生が必要です。
着工前に工程表をもとにスケジュール説明があるため、全体の流れを確認しましょう。
工事中は駐車場が使えない、門扉が外れるなど一時的な生活への影響もありますが、騒音や作業時間には業者が配慮してくれます。
通常、作業は平日8〜17時で、日祝は休工が一般的です。
「この日は車を使いたい」「この通路は常に通れるようにしてほしい」など、事前に生活面での希望を伝えておくとスムーズです。
また、梅雨や台風など天候による延長の可能性も考慮しておくと安心です。
近隣への迷惑ってどう防げばいいの?
優良な業者であれば、着工前に近隣への挨拶と工事内容・期間の説明を行います。
デコガーデンでも、粗品を持参し「〇月〇日〜〇日までトラックが出入りします」「○時〜○時は作業音が出ます」など事前にお伝えしています。
工事中は騒音や埃への配慮として、防音シートや散水作業を実施。
また、作業員のマナー指導も徹底し、挨拶や現場周辺の清掃を心がけています。
「通学路なので車両を避けてほしい」といった要望も、事前に伝えれば可能な限り対応します。
近隣対応が心配な方は、契約前に「どのように配慮してくれるか」を確認すると安心です。
外構工事を安心して進めるために!デコガーデンへご相談ください

ここまで、外構相談の進め方や事前準備、事例やQ&Aなどを幅広く紹介しました。
外構工事の相談では、工事内容・予算・進行方法・不安点・実例などが一度に整理できます。
事前に基本を押さえておくことで「どこに何を、どのくらいの費用で」といった方向性が明確になり、スムーズに話が進みます。
外構は暮らしの利便性・安全性に直結するため、情報収集を経て「いよいよ検討を始めたい」という方は、信頼できる業者への相談を次の一歩にしてみてください。
デコガーデンでは、お客様のライフスタイルや好みを丁寧にヒアリングし、建物と調和する唯一無二の外構を提案します。
設計から施工・アフターまで担当者が一貫対応するため、途中で話が伝わらなくなる心配もありません。
お見積もりは分かりやすく細分化し、展示場を持たずにコストを抑えることで高品質を適正価格でご提供。
植栽計画も「手入れのしやすさ」など使い勝手を重視し、夜間照明・防犯・庭の楽しみ方まで幅広く対応しています。
補助金の活用も可能ですので、お気軽にご相談ください。
私たちと一緒に、理想の外構をかたちにしていきましょう。
ブログをもっと見る










