BLOG和のエクステリアスタイル

2017/09/18

こんにちは。
名古屋の外構工事・エクステリア専門会社のデコガーデンです。

 

今まで、西洋スタイル自然派スタイルのエクステリア・外構を紹介してまいりました。
今回は、和のスタイルのエクステリアです。
まだまだ多い日本家屋風の住宅には、とても合うエクステリアスタイルですね。

 

伝統的な和の心を取り入れた和のスタイルでつくるエクステリア。
木材の素材感や色合い、穏やかで心温まる空間を感じることができます。

 

和のスタイル演出によるエクステリア・外構

和のスタイルには、伝統的な日本庭園を中心とした昔からの良さを取り入れ、日本古来のテイストを生かした外構スタイルから、現代モダンスタイルを和風にアレンジした外構スタイルまで幅広い種類があります。

住まう人の好みや住居環境に合わせ、エクステリアや外構を純和風形式で演出すると、風格ある佇まいが映える上質な住まいです。。

 

西洋スタイルと和のスタイルの違い

どちらのスタイルでも門まわりやフェンス、アプローチ・照明は共通していますが、和のスタイルを演出するときは、やすらぎを感じる木材や天然石などの自然素材を使用しましょう。

 

西洋スタイルと和のスタイルで大きく異なるのは、庭園です。西洋スタイルは生垣や花壇を中心とし左右対称に表現されることが多く、自然の風景を表現する「写真的庭園」な美しさがあります。一方、和のスタイルは自然美の景観をそのまま庭園に取り入れるのではなく、理想化して「象徴的庭園」として演出します。

 

理想のエクステリアをカタチに

和のスタイルのエクステリアを計画する時には住居との統一感、周囲との調和、心地よい空間かどうかなど様々なことを考えましょう。さらに、室内からの風景をイメージしてみてください。庭が絵画だとしたら窓は額縁です。和のスタイルでは、まるで1枚の絵画のように室内から見る庭の景観を演出できることも魅力のひとつです。

では、どのようにエクステリア計画をしていけば良いのでしょうか。

まずは和のスタイルの基本である、日本庭園の特徴をご紹介します。

 

日本庭園の特徴

和のスタイルの基本である日本庭園最大の魅力は、自然界の景色を曲線で描くように演出した造形美です。狭い庭でも作庭することができ、木材や天然石など自然素材を使用することが多いことに特徴があります。

例えば、天然石は雨に濡れると色味が増し、木々やコケは成長や色合いの移りゆく景色を感じることができます。年月の経過や天候の違い、季節の移り変わりなど、四季折々の自然を日本庭園では楽しむことができるでしょう。

 

最も一般的な日本庭園の様式:回遊式庭園

回遊式庭園とは、庭園を回遊して鑑賞することができる庭園のことで、建物を庭の景観の一部と考え、住まいの全てを芸術品として捉えます。回遊式庭園は、全国の寺院や神社、日本三名園などの観光地でも多く取り入れられています。

一般住宅は、寺院や観光地のように広大ではないため、小さな庭で回遊式庭園を取り入れたい場合は、玄関から敷地の入り口を遠ざけ、アプローチを長めに取ると良いでしょう。

 

和のスタイル演出の天然素材を選ぶ

和のスタイルの純和風エクステリア外構施工には、天然素材チョイスのバランスが大切です。

例えば、フェンスには上質で開放感のある竹垣や木材を使用し涼しげに。アプローチには砂利や御影石で和を演出。庭園には、日本庭園の伝統的な庭木の松やカヤ、葉の美しいモチノキ・モッコクなど庭の日当たりなどの環境により植栽をしていきましょう。そのほか、池やししおどしを取り入れると、上品さが増し「風流」を感じることができます。

さいごに

和のスタイルは、気品のある芸術的な美しい住まいを演出することができます。庭でくつろぎたい、リビングの眺めをよくしたい、家族や友人とガーデンパーティーをしたいなど、様々な理想の暮らしやデザインのイメージがありますね。

エクステリアデザイナーと相談しながら、和のスタイルでのエクステリアや外構で実現したい暮らしを演出し魅力ある住まいづくりをしましょう。